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ゴールド相場を徹底分析!トレンド転換の兆しを見逃すな

あー……っ! もうっ!
まじわからん! モニター爆破してくれるっちゃん!

おい、どうした? 駄弟子?

はあっ!? 駄弟子?
誰を「駄目な弟子」、呼ばわりしてるんですか!

わざわざ解説、ありがとうな?

はっ!? 師匠が、師匠が虐める……!
パワハラやん! ゴールドの市況予測をしたいんですよ!
知恵を貸しなさい、負け続けている師匠!

ほう? つまり、こういう画像のことをいうのかな?

えっ? なにこれ……ゴールドの月足チャート、ですか?
白いラインは先月の高値ですね。緑のラインは今月の高値? これがなにか?

お前の弱点、その1。
いまは10月3日だ。
10月はゴールドが下落することが、月初から織り込み済みだった!
これを理解していないところだ。
9月の高値は約2696ドル。それに対して10月の高値は約2673ドル。
10月、少なくとも前半は下落トレンドが開始しますよ、というマーケットの意志をくみ取れていないのが駄目だ。
チャート見てたら理解できるだろう?

えっ、だって……そんな簡単なことでトレンド転換を示唆していると考えていいんですか?
だって、3月から月足はずっと陽線が続いているんですよ!? ほら!

俺はゴールドの上昇トレンドが下降トレンドに変化したなんて一言もいっていない。
10月のトレンド、少なくとも今週は下落を確定させた、と言ったんだ。
間違えるな。ここ重要!
「誰も1月先の価格を明確に指定はできない!」
それは単なる結果論だ。

じゃあ、2050ドルから持っているわたしのロング、まだ利確しなくても……!?

それは知らん。続いて、月足の抵抗帯だ。
黄色のラインは、9月の終値に引いたラインだ。
まずはこの価格、2630ドルを下方向に突破できるかが、トレンドを決める重要なポイントとなる。
つまり、2673ドル付近ではショートして、2630ドル付近ではロングしろ。
そう言う話だ。
ああ、2686ドル付近ではショートするなよ。絶対に。

高値更新に向けてボラティリティが高くなる価格帯だから、ということですか?

ま、そんなとこだな。2686を背にストップを置いてショートしても、踏み上げられる可能性が高い。
勝率の低いトレードはするな、ということだ。
週足で説明しても分かりにくいので、日足に移るぞ。
下のチャートで大事なのは、左下と画面上の赤矢印だ。
それぞれ、9月30日の安値と10月1日の高値を示している。

黄色のラインは、9月の終値に引いたラインだから……あれ?
9月最後の日足、安値で引けてますね。ということは5本、6本前にある9月25~26日の陽線を攻撃しに行ってる?
つまり、価格の底を割ろうとして、陽線部分にある買い板に弾かれた、ということですか?

違う。
弾かれたんじゃない。
月末だから大口たちはゴールドのロングを精算していたんだ。
市場では2686ドルの最高値に価格をつけたことにより、ロングの精算が集中した。
9月29日から30日のショートはどこかの大口が、下方向にポジションを持ったんじゃない。
ロングの精算=売り圧へと変化するから価格が下方に推移した。それだけのことだ。

でも、2631ドルで弾かれてる……。

それゃそうだ。まだ下の価格には大量の買い注文が控えている。
少量の利食いによる価格下落なんて、簡単に押し戻されるだろ?
しかし、これで明確になったこともある。
チャートの上部分にある下方向への赤い矢印だ。
これは最高値を更新した9月26日の終値部分に、大きな売り注文の板があることを示している。

あ、そうか!
黄色ラインで買い戻された価格が、上にある売り板を攻撃しに行って、買い注文が足らず……上ヒゲになって押し戻される。

そうだな。市場は価格の下落を織り込んで、正しい価格へと戻ろうとしているんだ。
この場合は、売りと買いの平均値、へと戻ることを意味している。
売りの最高価格は2686ドルだ。では、買いの最低価格は?

前月の始値である2500ドル……! ごくり……わたしのロング、もう精算しよう……。

これはあくまで予測だ。
しかし、日足で見るとこうなる。
この際、2500ドル付近までショートする必要はない。
どこにどんな抵抗帯があるのか、分かるか?

2631から2500ドルまでは空白地帯に見えますが?

なら、こうしたらどうだ?

週足の始値・もしくは終値部分に色違いのラインを引いておけば、そこが抵抗帯になり支持帯になる……と!?

もし、今からゴールドのショートをするなら、2673ドルにストップを置いて、2579ドルまでポジションを持てばいい。
リスクリワードは1:4だ。
こういうトレードをできるようになれ。
本日は解散!

たまには、いい解説しますね!
ありがとうございました!

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